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CBR-Convの使用法




改訂履歴
    2003/04/23: 1.37 ログ形式追加
    2003/03/14: 1.35 WPX対応の修正、キャブリロ形式の強化
    2003/02/07: 1.34 2ログ形式(ncdubmrnrn, dubcmrnrn)追加
    2003/02/04: 1.33 adif変換部分改善
    2003/02/03: 1.32 dubmcrnrn2,ad1c-adif, HLTST5.8.0 added

    2002/12/25: v1.31 ZlogWinの周波数表示の取込対応
    2002/12/12: v1.30 CATEGORY 判定ルーチンを関数に変更
    2002/12/09: v1.29 CQWW DX contestのCATEGORY:に対応した出力の生成、ログフォーマット2種追加
    2002/11/15: v1.24 CATEGORY:の判定改良
    2002/10/31: v1.22 CQWW サマリー部分追加
    2002/04/22: v1.17
    2002/01/21: v1.10 3タイプのログ追加、ZlogWinの不具合修正、コンテストによる出力形式修正

    2001/11/29: v1.04 Summary 情報を付加するよう修正 2001/11/28: v1.03 hand log 変換の不具合を修正 2001/10/26: v1.02 "CONTEST:" ヘッダーでコンテスト名(WPX,AP-SPRINT)を指定すること により、シリアルナンバーに対応。
最新ファイル
    cbr-conv v1.37 (130Kb, gawk.exeを含む最新版一式) cbr-conv.zipを既にダウンロードした方は、こちらだけダウンロードして下さい。
旨く変換できなかったり、疑問等は全て、JE1CKA くまがいまでお問い合わせください。 Email: je1cka%jzap.com (% を @ に変えて下さい)
Cabrillo Log Converter
cbr-convはMS-DOSプログラムです。そのまま(GAWK.EXE, CBR-CONV.BAT等を)ダブルクリック しても変換できません。必ず以下の説明を読んで手順に従って下さい。
    MS-DOSコマンドは(日本では)いまや化石となりつつあるようで、コマンド等についてご存知 無い方が少なからずいるようです。最初に買ったコンピュータのOSがWindowsでしたら、MS-DOS に触れる必要が無いでしょうから.... MS-DOS コマンドに関する情報は以下を参照してください DOS/V コマンド・リファレンス cbr-convは、gawk.exeを利用して、色々なログ形式のファイルをCabrillo形式に変換する ためのスクリプトです。数十種類のログに対応していますが、未知のログ形式も有ります ので、対応出来ていないログも存在します。 旨く変換できない時は、以下の説明を読んで設定を変更してみて下さい。
1.変換するログ
    Cabrilloフォーマットに変換するログは、必ずテキストファイル(Plain Text=ASCII)形式 でないと処理できません。ご使用のログソフトで、保存する際「テキスト」を指定して下 さい。 また、漢字が使用されていると正常に処理されませんのでご注意下さい。 必ず 2-1のCALLSIGN: による自局コールサインの記載が必要ですので、ログの先頭に 記入して下さい。
2.ログフォーマット
    変換するログデータは、必ず1行に収めて下さい 各データには、
      Date 2001-03-21, 2001-Mar-21, 21-Mar-00, 21/03/00, 03/21/00 210300 etc (区切り記号 - / .) Time(UTC) 12:34 1234 Band 10 15 20 40 80 160(m) 28 21 14 7 3.5 1.8(MHz) 21030(KHz) etc Mode CW PH 相手局コールサイン SentRST SentNR RcvdRST RcvdNR
    が記載されていることを想定しています。
2-1. 既定データ
    送信RSTや送信ナンバー等は全て同じで、ログソフトによっては省略されている場合も あります。その場合には、ログの先頭部分に以下の項目の中から、省略されている項目を 追加して下さい。 各項目は、行の先頭から始り、:の後ろに空白(スペース)を開けてデータを記入して下さい CALLSIGN: 自局のコールサイン MODE: CW PH どちらか SENTRST: SENTNR: YYMM: 4桁の年-2桁の月 例 2001-03 DATE: 2桁の日付 例 09 BAND: 10 15 20 40 80 160 28 21 14 7 3.5 1.8のいずれか
3.実行
    ログファイル名は「自局のコールサイン.log」として下さい ファイル名の変更方法
      エクスプローラで該当ログファイルを右クリックします ウインドウが開きますので、その中で「名前の変更(M)」をクリックします 新しいファイル名を入力し、Enterでファイル名が変更されます 1.gawk.exe, awk-cbr, cbr-conv.batおよびログファイルを同じディレクトリに置きます。 2.MS-DOSプロンプトを実行し、DOS窓を開いて下さい。 3.cbr-convが置いてあるドライブ、ディレクトリに移動して下さい。
      4.cbr-conv コールサイン(c/r)
    とすることで、*.logファイルを読み込み、*.cbrに出力します。 また、変換できなかったデータは、error.cbrに書き出します。 全てのデータが正常に変換できれば、error.cbrにはQSOデータは記入されない筈です。 以下に「DOS窓」を開いて、変換する時の実例を示します。 CBR-CONV関連ファイルは、E: ドライブの \CBR-CONV ディレクトリに置いてあります。

    
    
    C:\WINDOWS>e:                    ← ドライブの変更
    
    E:\>cd \CBR-CONV                 ← ディレクトリの変更
    
    E:\CBR-CONV>
    
    E:\CBR-CONV>cbr-conv jr1aib21    ← ログ jr1aib21 を指定して実行
    
    E:\CBR-CONV>"Cabrillo Converter V1.29"
    
    E:\CBR-CONV>"Copyright(C) 2001-2002 Tack Kumgai, JE1CKA"
    
    E:\CBR-CONV>"CBR-Conv finished"
    
    E:\CBR-CONV>
    
    
    正常に変換されたキャブリロフォーマットは以下の形式になっています。 1 2 3 4 5 6 7 8 123456789012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012345678901 QSO: KHz-- MD YYYY-MM-DD UTC- MYCALL------- RST SN---- HISCALL------ RST RN---- T QSO: 21033 CW 2001-04-15 2328 JE1CKA 599 17 KH0/JI2NEM 599 27 0 なお、80桁以後のT(ransmitter ID)は、マルチオペレータ・シングルTXのRunning/Multi Station用の識別番号ですが、現在の所ほとんどのログソフトが対応していないので、何も 出力していません。
4.変換不能
    実行後 *.cbr および error.cbrを確認して下さい。
4-1 *.cbrが空
    空と言っても、以下の内容は必ず記入されているはずです。
      START-OF-LOG: 2.0 CALLSIGN: UNKNOWN CONTEST: UNKNOWN END-OF-LOG: Logger=UNKNOWN
    CBR-CONV.BATを実行した際 :cannot open file, (No such file or directory) というエラーが出力された場合、 「ログデータ(*.log)が、gawk.exe, awk-cbrと同じディレクトリに存在しない」 という意味ですので、ログファイルがCBR-CONV.BATと同じディレクトリ(フォルダー) にあるか、ファイル名が CALLSIGN.LOGになっているかエクスプローラで確認して下さい。 JE1CKA.LOG.TXTといったようなファイル名になっている場合には、エラーになりますので エクスプローラで「名前の変更」をして下さい。 エラーも表示されず、正常終了したが変換されていない。 この場合「ログデータが想定している並びになっていないため、変換できなかった」 と思われます。この場合には、error.cbrに変換されなかったログデータが全て記録 されています。 ログのフォーマットは数限りなくあり、全てにはとても対応しきれていません。 「正規表現」が分かれば、awk-cbr自体を編集して、自分のログファイルに合わせて下さい。 分からない場合には、「使用ログソフト」「バージョン」および「ログデータのサンプル」 と共に筆者まで問合せて下さい。
4-2 誤変換
    データは変換されたが、一部のデータが記載されていなかったり、"??"となっている 場合には「2-1 既定データ」を参考に、抜け落ちているデータ項目を指定して、再実行し て下さい。
4-3 特定の交信データが変換されない
    ある特定の交信データが変換されないで、error.cbrの方に記載されている場合、その交信 データ自体が他のデータと異なる点があるはずです。他のデータと比較してみて下さい。
      例1 QSO: 21039 CW 2001-10-21 0003 ?? 599 0002 RA0FA 599 0005 QSO: 14040 CW 2001-10-21 0006 ?? 599 0004 RK0DWD 599 0004 CALLSIGN:の指定がしてない QSO: ?? ?? 2001-10-21 0004 JE1CKA 59 0003 KH0AM 59 0004 交信データ中にバンドおよびモード情報が含まれていない BAND: MODE: で指定する。
4-3 error.cbrにデータが記入されている
    もし、error.cbrにデータが記入されていれば、そのデータは変換できなかった事を意味し ます。そのデータの日付、時間、ナンバー、周波数等が正常な値で無かったために、変換 されなかったものと思われます。 データを見直して、ログファイルの該当データを修正して再実行して下さい。
5.連絡先
    期待した結果が得られない等問題が有りましたら、下記へ問合せて下さい。 JE1CKA 熊谷隆王 EMAIL: je1cka@jzap.com http://jzap.com/je1cka/contest/





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